まずは、ガンプラ作成に必要なおすすめの道具をご紹介します。
このサイトは、初めてガンプラを作ろうと思っている初心者の方向けに構成されていますが、さらにステップアップしたいと考えていらっしゃる方向けのコンテンツも用意しております。ですので道具の紹介も初心者コースとステップアップコースの2つに分けてご紹介します。
初心者コースは必要最低限の道具一覧になります。このサイトでお伝えするガンプラ製作の手順は、以下の道具がそろっていることを前提にお話しさせていただこうと思っています。
初心者コース ガンプラ製作に必要な7つの道具
①ニッパー
これが無いとランナー(※)からパーツを切り離すことができません。プラモデル専用ニッパーでなくてもいいです。百均のモノでもいいので揃えておきましょう。その時できるだけ刃が小さいものを選ぶと、細かい作業を行いやすいです。
②デザインナイフ(アートナイフ)
ニッパーでパーツを切り離した後に残るゲート(※)の白化(※)を防ぎつつ綺麗に削るために使用します。カッターナイフや彫刻刀で代用できそうですが、それらを使用すると白化のリスクが跳ね上がります。
白化の原因はパーツへかかる圧力です。切れ味が悪かったり刃に厚みがあったりすると途端に白化しやすくなります。その点、デザインナイフはその切れ味はもちろんのこと、刃も薄くできているので白化を防ぎながらゲート処理を行うことができます。
百均でも買えますが切れ味が悪く代用品にはなりません。必ず本物のデザインナイフを使用してください。わたしが使用しているデザインナイフはこちらです。
③ヤスリ
ヤスリには大きく分けて2種類あります。紙やすりと棒ヤスリです。私は紙やすりを主に使用しておりますので、このサイトも紙やすりの使用を前提にお話しします。
紙やすり(ペーパー)はタミヤ製のプラモデル用のモノが販売さえていますが、非常に高く不経済です。その辺のホームセンター等で販売されているペーパーで十分代用できます。
ペーパーはその水分に対する耐久性によって大きく「空砥ぎ用」と「水砥ぎ用」の2種類に分かれます。細かな粉じんが発生しやすいガンプラ製作においては「水砥ぎ用」を使うことをお勧めします。
また、ペーパーには「番手」という数字で目の粗さを表しています。番手が小さい程、目が粗く掘削力が高い一方で、削った跡が目立ちます。番手が大きい程目が細かく削り跡が目立ちませんが、掘削力は弱くなります。
本来でしたら荒い番手と細かい番手の2種類を用意するほうがいいのですが、無駄な出費を抑えたい方は、600番の水砥ぎ用ペーパーを購入されることをお勧めいたします。
④メラミンスポンジ
いわゆる「激落ち君」です。
メラミン樹脂という高硬度の繊維をスポンジ状にしたもので、汚れを削り落して綺麗にします。その硬度は非常に高く大理石をメラミンスポンジでこすると細かな傷だらけになるほどです。
この特性をガンプラ製作に活かします。はみ出たスミ入れ(※)塗料を消したり、ヤスリ跡を目立たなくさせたりできます。キット全体をこすることでつや消しのような効果も得られます。
キューブ状にカットされたものが使い勝手がよいです。百均で販売されているものでOKですが、こするたびにスポンジがボロボロ崩れてゴミだらけになりますので注意が必要です
⑤スミ入れ用ガンダムマーカー
スミ入れに特化したマーカーです。ペンタイプ・筆タイプ・流し込みタイプの3種類があり、色も黒・グレー・茶の3種類があります。
本来でしたらモールド(※)の形状とパーツの成型色でマーカーの種類と色を決めるのですが、とりあえずペンタイプのグレーがあればなんとかなります。
もちろん文房具として売っている0.5mm以下の油性ペンでも代用できます。濃いシャーペンでも代用できるようですが私はシャーペンでスミ入れを行ったことがありません…
⑥ピンセット
主にシールを張るために使用します。百均のもので十分です。
⑦つまようじ
以外に重宝するのがつまようじです。スミ入れのはみ出しを消したり、パーツにさして持ち手にしたり、細かな部分塗装に使用したりと用途は無限にあります。もちろん百均のもでいいですし、ご自宅の台所に転がっているものでもかまいません。
まとめ まずはガンプラを作ってみよう
専用工具が多くとっつきにくいイメージのガンプラ作成ですが、この7つの道具があればしっかり製作できます。極端な話、組み立てるだけであればニッパーすらいりません。爪切りでも組み立てることができます。
まずは必要最低限の道具でガンプラ製作を始めてみてください。そしてガンプラを作る楽しさ、組みあがっていく時のワクワク感、完成したガンプラのカッコよさを味わってください。そしてもっとたくさんのガンプラを作りたい!もっと綺麗に作りたい!と思ったら、その都度必要な道具をそろえればいいと思っています。
次の工程
ガンプラの組立説明書の見方 【2-1】
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